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当ブログの内容に対するいつくかのご意見について - 2013.03.23 Sat

大阪市営住宅で、ペット飼育そのものが迷惑行為であるとして一律禁止にしようとしている問題に反対の声をあげています。直接・間接を問わず、ご意見・ご質問も頂戴しています。
気になるご意見があるので、とりあげてみたいと思います。

まず、「市営住宅の入居時にペットを飼育しないという誓約書を書いているのだから、ペット禁止は当然であり、ペット飼育をやめないのであれば追い出されても仕方がない」というご意見について。

大阪市都市整備局がペットを飼育しない旨の誓約書を提出させるようになったのは、平成19年7月31日に「大阪市営住宅迷惑行為措置要綱」を制定してからのことです。それ以前に入居している人からはそのような誓約書はとっていません。誓約書がペット禁止の根拠であるとするならば、それ以前に入居している人がペットを飼育することについて禁止する理由はありません。

それだけでなく、「大阪市営住宅迷惑行為措置要綱」は前回ご紹介したとおり、ペット飼育により、近隣入居者の安眠妨害や傷害、生活衛生上の迷惑を及ぼすような行為を条例上の迷惑行為として定めたものです。この要綱を根拠にして、ペット飼育をしない旨の誓約書の提出を強要すること自体が間違っています。
地方自治法第14条第2項は、「普通地方公共団体は、義務を課し、又は権利を制限するには、法令に特別の定めがある場合を除くほか、条例によらなければならない」と定めています。条例を逸脱してペット飼育をさせないように求める「誓約書」自体が無効であるという判断もできます。

しかも、この「大阪市営住宅迷惑行為措置要綱」は、「ペット等の飼育行為そのものが、条例上の迷惑行為であると解釈され、トラブルが生じる可能性がある」ために迷惑行為についてきちんと定義するように求めた大阪市公正職務審査委員会の勧告をきっかけにつくられたものです。それなのに、ペット飼育自体が迷惑行為であると決めつけ、誓約書を書かせるということは、勧告の趣旨を無視し、むしろ悪用して正反対のことをしているということになります。

次に、「市営住宅は10万戸近くもあるのだから、一律に禁止したところですぐに調査もできないし、追い出すなんて無理。言ってるだけだから、騒ぐ必要はない」という市営住宅にお住いの方からのご意見について

そんなに安心していいのでしょうか。まず、ペット禁止指針が制定されたら、都市整備局はペット飼育そのものが迷惑行為であり、ペットを飼育している人は飼育をやめるようにという広報から始めるでしょう。つまり、ペットを飼育していること自体が迷惑行為であるという宣伝が行政の手によって行われます。平穏にペットと暮らしている人についてもペットを飼育しているだけで迷惑行為者だというレッテルが貼られ、無言の圧力がかけられることになります。ペット以外であっても、すでに何らかのトラブルに巻き込まれている人は苦情や攻撃が激しくなり、行政を巻き込んでの強い圧力が加えられるでしょう。

次に行われるのは、入居者で構成されている自治会を通じての実態調査です。入居者が入所者を通報するような状態となり、住民間の対立、軋轢を煽ることにもなりかねません。
そして、ペット飼育をしていると当局にリストアップされた世帯には書面が送付され、事実であるならばペットを放棄するようにという勧告が繰り返し行われることが考えられます。
ペット放棄に応じない場合の退去勧告は、苦情の多い世帯、不衛生な状態で飼育しているなど、実質的な迷惑行為をしている世帯から始められ、実際に市や公社の職員が住居を訪問して直接指導や退去を促すということになるでしょう。しかし、市会では床田議員が、「悪質な場合だけでなく、ペット禁止がルールであり、ルールを徹底することが大切」と念押ししていることを忘れてはなりません。平穏に暮らしているはずの人も、いつ、ペット飼育を理由に退去を求められるのかわかりません。

大阪市によるペットを飼育すること自体が迷惑行為であるという宣伝を許すことは、公団や民間、他都市にも波及する可能性があり、地域猫対策が求められる市営住宅や公団敷地での取り組みはより困難なことになる一方、遺棄や殺処分が増えることになります。何より、動物との共生社会の実現から大きく後退することになるでしょう。
この問題は、市営住宅に住んでいる人だけの問題ではありません。動物との共生社会の実現を目指す、すべての人にとっての問題です。

最後に、「近隣入居者が飼育する犬猫の糞尿や臭気で迷惑をしており、日常的な生活にも支障を受けている。ペット飼育によって実際に迷惑を蒙っている人がいるのにペット禁止に反対することはおかしい」という意見について

不衛生な飼育状態は動物にとっても好ましいものではなく、不適正かつ悪質な飼い主まで擁護しません。不適正な飼育は是正されるべきです。また、市営住宅等において、実際に不適正な飼育をしている人がいることも否定しません。その場合は行政がまず適正な飼育について啓発するべきであり、是正されない場合については厳しい対応も求められるでしょう。
しかし、ペットを飼育すること自体が迷惑行為であると決めつけ、一律にペット飼育を禁止することについては容認できません。
他人に迷惑をかけないで飼育する方法は存在し、実際に、多くの飼育者が平穏に生活しているのです。行政は、啓発や是正を行うために、まずは自らが適切な飼育方法についての知識を習得するべきでしょう。適切な飼育方法についての知識がないまま、一方的かつ一律的に禁止したところで、問題解決の糸口にはならないのではないでしょうか。
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